スネアの材質による特徴と違い【ウッドシェル編】
皆さんこんにちは。ブログ管理人のわたあめです。
今回は、前回スネアの選び方について簡単に紹介させていただいたのですが、スネアのシェルの材質について詳しく触れられておりませんでしたので、今回はウッドシェルの中でも材質の種類がいくつかございますので、その中でも主に扱われている3種類の特徴について紹介していきたいと思います。
今回紹介する以外にも材質の種類はたくさんありますが、こちらを読んでいる方の多くは初心者の方だと思います。ですのでとりあえず初めてのスネア選びにおいてこれだけ知っておけば大丈夫!というものをピックアップしています!
以前スネアの選ぶポイントについて紹介させていただいているのですが、まだそちらをお読みになられていない方や気なる方がいらしましたら、先にこちらに記事を読んでいただけると良いかと思います。
ウッドシェルの特徴
そもそもウッドシェルとは、スネアの胴の部分に木材が用いられているものを指します。
ウッドシェル全体の特徴から説明すると、木ならではの柔らかく暖かみのあるサウンドと、ふくよかな倍音、そしてまとまりのある余韻が特徴です。また、メタルシェルとの違いとして、音量が出しにくい傾向がありますが、メタルシェルのスネアでは、チューニング次第では音の響きがきつく感じてしまうこともあるのですが、ウッドシェルは先ほど挙げた特徴のおかげで比較的扱いやすい音色が出ると言えます。
ですが、木材で出来ているので、金属に比べるとかびやすく、湿気に弱く、また耐久性も金属に比べると劣るので、落としたりぶつけたりといった衝撃が致命傷になりかねないといった面があります。そのため扱いにはより気を付ける必要があります。
ですが、これらのデメリットを考慮しても、ウッドシェルにしか出せない温かみのある音色は人を魅了するものがあります!
それでは、これからはウッドシェルの中でもポピュラーな材質について、それぞれ特徴を説明していきます。
各材質の特徴
メイプル
メイプルはシェルに使われる木材としては比較的軽量で、硬度の高い白木です。和名は楓(カエデ)です。
メイプルはウッドシェルの材質としては定番の材質で、ドラムセットの材質としてもメジャーな材質です。音色としては、木材らしい温かみをもちつつ、明るく、抜けの良いサウンドが特徴です。また、硬い木らしいレスポンシブが早く歯切れのよい音も特徴の1つで、幅広いジャンルに対応可能です。
また、メイプルはドラムの材質としてポピュラーですが、スティックの材質や、ギターなどといったほかの楽器の材質としてもよく使われています。
バーチ
バーチもメイプルに並びウッドシェルの木材としてはメジャーなものになります。バーチの和名は樺(カバ)です。
こちらは先ほど説明したメイプルとは対照的で、重く柔らかい材質です。音色の特徴としては太く低音がしっかりと出るのが特徴で、ポップというよりは、特にロックバンドなどの曲に適性があります。
材質のコストが低いため、同メーカー内でも比較的安価なものが多くなる傾向にありますが、価格が安いからといって音質が悪いというわけではないので、ロックバンドなどの激しめの曲をしたいと決まっている方にとってはコストパフォーマンスの高いスネアだと言えます。
ブビンガ
ブビンガは先ほどの2つに比べるとあまり聞きなじみのない方が多い木材だと思われますが、こちらもスネアに用いられる木材としては比較的メジャーなものになります。こちらはアフリカ産の木材で、メイプルやバーチよりも硬い木材です。
ブビンガの音色の特徴ですが、木材特融の温かみを持ちながら、芯がありまとまったサウンドが特徴です。また、低音、中音域の強い音色でありながら、シャープでアグレッシブなアタック音を持っているため抜けも悪くないという、これといってデメリットのない非常に扱いやすい素材だと言えます。
また、ブビンガという木材は木目が美しいとされていて、スネアにおいても木目が生かされたものもあり、デザイン面においても申し分ない素材です。私も調べながら、木目の美しさに欲しくなってしまうほどです…!笑
ここまでこれといったデメリットがないブビンガですが、唯一の懸念点として価格が高価なものが多いということです。各メーカーでも高価なモデルが多いです。ですが、ウッドシェルが好きだという方には、「木」の魅力が詰め込まれているブビンガのスネアはおすすめです!
マホガニー
マホガニーは柔らかい木材で、その加工性の高さから家具などにも使われる優秀な木材です。ですが、木材販売者が仕入れる際に様々なコストがかかることもあり、価格が高騰しやすいのが木材の特徴です。ドラムでは、60~70年代頃はドラムの素材としてメジャーだったようですが、近年は他の木材の台頭によりそこまで多くなく、ビンテージドラム等でよく見かける素材です。
マホガニーの音色の特徴としては、中音~低音域が強く、木材特有の温かく丸い落ち着いたサウンドです。これらの特徴を持ったとても落ち着いたサウンドのため、ポップス系の曲に適性があると言えます。mた、音として突出した特性がないため、バスドラムなどといったほかのドラムとのバランスがとりやすく、非常に扱いやすいというメリットがあります。
ですが、木材の価格が比較的高価なこともあり、マホガニー・シェルのスネアは価格が高くなる傾向にあります。
まとめ
ということで、ウッドシェルの木材ということで4種類紹介しました。それぞれに特徴があり、どれが良い悪いというのではなく、個人の音色の好みや、演奏する曲に合った材質を合わせて選ぶことが一番だと思います。
また、今回紹介した材質以外にもたくさん種類がありますので、今回紹介したもの以外にも興味が出てきた方は、さらにご自分で調べていくことも良いかと思います!
また、メタルシェルで用いられている素材についての違いについても紹介した記事がございますので、まだ読まれていない方や気になるかた、ドラム初心者でスネア選びに悩んでいる方はこちらの記事も参考にしていただければと思います!
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